まず、事前に以下の情報を参加者に伝えました。
今週末のArduino勉強会のお知らせです。以下のビデオを3つ目くらいまでを目安に見ておいて下さい。
あらかじめArduinoソフトウェアをPCにインストールしておいて下さい。以下のページからダウンロードできます。
当日もビデオを使いながら進めます。なるべくイヤホンをご持参下さい。
参考情報
ブレッドボードの使い方 5番目の画像がわかりやすいです。
タクトスイッチの使い方 4番目の画像がわかりやすいです。
発展課題
LEDが、スイッチを離すと点灯し、押すと消灯するよう実装して下さい。
LEDが次第に明るくなり、次に次第に暗くなる、を繰り返すよう実装して下さい。
LEDを点灯するトグルスイッチを実装して下さい。トグルスイッチとは、一度押すと点灯し、もう一度押すと消灯するものです。
照度センサを使い、暗くなると自動でLEDが点灯するよう実装して下さい。
当日は参加者6名でした。Arduinoを少し触ったことのある人が2人と、初めての人が4人でした。機材を配り、「では始めて下さい」で、みなさんはドットインストールの動画を見ながら作業を始めました。
作業時間は2時間あったのですが、ちょうどいいくらいでした。3人が発展課題まですべてをクリアしました。
基本的に全員もくもくと作業しています。全員イヤホンをつけているのが、ちょっと異様です。ときどき「ここがわからない」という質問が出て、対応しますが、ドットインストールの動画が良かったのか、参加者のレベルが高かったのか、わりと待っている時間の方が長かったです。率直なところ、ラクちんでした。ただし、質問には的確に答える実力が求められます。
人によっては題材をアレンジして独創的なものを作ってくれたりして、それを他の参加者に披露したりしました。
各人が自分のペースで学習を進められるのは、授業者から見ると、とても良いように感じました。講義形式だとどうしても遅い人に合わせなければなりませんが、今回の「講習内反転学習」だと、ある人がArduinoソフトウェアをインストールしているあいだに他の人は先の課題へどんどん進んでいくことができます。これはかなり合理的です。
ただし学習者からは特に反転形式が良かったという声は出ませんでした。思うに、授業者にとってはメリットがあるが、学習者から見ると授業者が教えてくれない代わりに学習ビデオが説明してくれる、という単なる入れ替えだと感じるようです。
結局のところ「講習内反転学習」は1世代先の学習形式とまでは言えない、0.3世代くらい先の学習形式なのかなと思います。
まあでも無事終了して良かったです。機材をお貸ししていただいた@maris_HYさんとドットインストールの動画には大変お世話になりました。ありがとうございました。
追伸:今回講習を受けた方から感想を頂きました。良かったです。
「学習者の立場からの反転学習ですが、"わかっているところは飛ばしてわからないところは繰り返せる"、"疑問点はその場で聞ける"といった点で、講義形式、自習形式に比べ、非常に良かったという感想です。」